お時間ありますか?!

以前、若かりし頃にアメリカ留学をしたお話しをしましたが、今日はその頃の思い出話第一弾として、ちょっとした失敗談をご紹介します。私はコミュニティー・カレッジ(日本で言う短大のようなもの)で映画制作を専攻していたのですが、通い初めの頃は、ろくに現地の人々の英語を聞き取ることができませんでした。学校のキャンパスを歩いていると、やたら、他の生徒から声をかけられるんです。“Do you have the time?”って。私はてっきり、「時間ある?(ちょっとお茶でもしない?!)」って聞かれているものだと思い込み、その度にびっくりして逃げるようにしてその場を立ち去っていました。しかし、後になって、親切なクラスメイトにそのフレーズの意味を教えてもらって、赤面!!それは、「時間わかりますか?」つまり、「今何時かわかりますか?」という意味だったのです!!その当時、スマホなんてものは当然ないですし、携帯電話も全員が持っている訳でもない。現地の若者は、ほとんど腕時計もしないので、腕時計をしてそうな日本人に率先して尋ねてきたというからくりです。因みに、「お時間ありますか?」は、“Do you have time?”になります。(実際、そんな風に話しかけてナンパする人は居ませんが。)見知らぬ人に時間を尋ねる場合は、“What time is it now?”と話しかけるより、“Do you have the time?”と言った方が、丁寧なんです。こういう日常表現を知っているかどうかは大きいんですよね。実際、ネイティブが話すときは、theが入っていたかどうかなんて判別がつかないほど早く言われるので、状況で判断していくしかないんですよね。

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