すぐれた文ってどんな文?

最近とある雑誌で、国語辞典編纂者、飯間浩明さんの面白い記事を見つけたのでシェアします。

名文を書くための二つの条件

名文とは・・・すぐれた文章。すぐれた文章とは、書き手の考えや思い、書き手が持っている情報が相手に正確に伝わる文章である。

①誰にでもわかる言葉で書く

名文を書くためには豊富な語彙があったほうがよいかといえば、そうでもありません。あまり聞かない言葉をわざわざ使わなくても、自分の気持ちや考え、状況を読み手に伝えることは充分にできます。変に凝った言葉を使うと、かえって伝わりません。

→読み手の知識に頼らず、確実に伝わる言葉を選ぶ。

②伝わりやすい構造で書く。

文章を樹木に例えると、言葉やフレーズはあくまで枝葉です。名文を書くためには、樹木全体、つまり構造をイメージしなければなりません。良い文章は構造がしっかりしていて、どこが問題提起か、どこが結論かはっきりわかります。

→問題提起、結論・理由を意識して説得力のある順序を考える。

毎年、高3生の受験対策として、英作文(60語程度で自分の意見を書く)を添削していますが、頑張っている生徒ほど、高尚な文章を書こうとして、難しい語彙や表現を使おうとして、かえって読み手に解りにくい文章になってしまうということがあります。

上記は、まさに英作文にも通じることかと思います。私自身も文章を書く時の心得として、この二点を意識していこうと思います!

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