カナダ・アメリカ旅行体験記②

今回は旅行中の食事についてお話ししようと思います。まずお伝えしなければならないのは、一にも二にも「物価高」です。食品は日本の価格の約3倍という感じでした。レストランで食事をするならば、価格高騰、円安、さらにチップも加わって、安心して外食を楽しめません。。。例えばアメリカでラーメン1杯は15~20ドル。(旅行中は一ドル約148円でした。)ラーメン自体でも2,200円以上かかり、それに税金、15~20%のチップが入ると、なんと3,000円近くに!!とても毎回外食はしていられないので、夕飯と朝食はスーパーで食品を買ってホテルの部屋で済まそうと最初から考えていました。

実際、カナダでもアメリカでも彼らの台所であるスーパーを巡るのは、食文化を知る手掛かりとなって、とても楽しいものでした。カナダのバンクーバーでは、Thrifty Foodsというチェーン店で買い物をしました。そのお店のデリ(お惣菜)のコーナーでは、様々なサラダやメインディッシュ、ハムなどの量り売りをしていて、何種類かを好きな分量だけ買う事ができました。カナダは日本と同じ、重さの単位としてグラムを採用しているので、分量の目安も分かりやすかったです。デリのコーナーで買った、ターキー(七面鳥)のハムとセロリとカニのサラダは中々美味でした!そして朝食のパンを買おうとベーカリーコナーへ行くと、あまりにも沢山の種類があって、どれを選んで良いのやら。。。種類も豊富なうえ、一袋に入っている分量もとにかく多い。結局、個数も少なく見た目で選んだパンは、ブリオッシュと呼ばれる丸いパンで、ほんのり甘いバターロールのような味で食べやすかったです!

続いて、アメリカ・南カリフォルニアのスーパーです。私の留学時代からお世話になっていた人気チェーンである、Trader Joe’sやRalphsとったスーパーでも買い物をしましたが、今回の旅で初めて訪れた多国籍のスーパーが面白かったのでご紹介します。コスタメサにあるNorthgate Market というメキシコ系のスーパーは、数年前にできたばかりということもあって、とてもきれいで、そしてとにかく広い!!お店のインテリアやずらりと陳列された商品が色鮮やかで、明るいメキシコの?音楽も流れていてテーマパークのよう。店内にはいくつも屋台風のイートインできるお店が入っていて、そのお店のひとつでPollo Asado(ポロ・アサード)というメキシコ風の鳥の丸焼きを買いました。もちろん、日本人の私たちにも口にあう美味しい焼き鳥でした!店内のベーカリーで朝食用に買ったパンも中々美味でした!トーランスでは、まずHannam Chainという韓国系のお店に行きました。同じアジアの店なので、何か口に合うものがあるだろうと惣菜コーナーをうろついていたところ、偶然見つけたチャプチェとハンバーグ(どうやらトッカルビと言うらしい)が、8歳の娘に大ヒット!!本当にあれは忘れられない味になりました。ありがとう、韓国スーパー(笑) もう一軒は、Seafood city Market というフィリピン系のスーパー。たまたまなのか、ここに来ていたお客さんはほとんどフィリピン系の人たちでした。お店の名前通り、実に豊富な魚がリーズナブルなお値段で売られており、しかも魚や肉をその場でグリルしてテイクアウトできるコーナーもありました。ここでは、野菜炒めとチキンカレーらしきおかずを見た目と直感で選びましたが、これまた私たちの舌に大ヒット!!野菜炒めは何とも優しい味付けで、カレーも全く辛くなく、ココナッツミルクベースで食べやすい、ご飯のすすむ味でした。(日本から多めに持参したレンチンごはんが大活躍!!)

さすがカリフォルニア、ここには様々な人種の人々が暮らしていて、彼らの食文化を象徴するスーパーを散策するのは、とても楽しかったです。アメリカを訪れたら、是非、「スーパーめぐり」をおすすめします!